【studio one 4】グルーヴクオンタイズを使ってみる

グルーヴクオンタイズ機能を使ってみる

Studio One 4Primeバージョンではこの機能は使えません。

通常のクオンタイズのほかに、グルーヴクオンタイズという機能があります。
規則正しいグリッドにタイミングを合わせるのではなく、任意のオーディオ、MIDIファイルからタイミングの揺れを検出して、他のパートに適用させるという機能です。
簡単に思ったような結果になるとは限らないようですが、とりあえず試してみました。

 

まず、DAW付属などのドラムのオーディオループを配置します。正確なビートのものより適度にグルーヴ感のあるもののほうが実験するにはわかりやすいと思います。

 

編集画面を開き「 Q 」ボタンをクリックします。

 

グルーヴをクリックし、グルーヴクオンタイズ画面を開きます。

 

ドラムループのオーディオイベントを、グルーヴクオンタイズ画面の下図の部分に、ドラッグ&ドロップします。

 

ドロップした部分が、グルーヴを分析済みのような表示に変わります。

 

分析したグルーヴを一旦保存するので、下図のプラスをクリックします。

 

OKをクリックし、保存します。

 

保存したグルーヴを他のパートに適用させて見たいので、MIDIでベースパートを打ち込んでみました。

 

ベースパートの編集画面を開き、「 Q 」ボタン、「グルーヴ」と選択していきます。

 

編集画面右側の、ABCDE表示の下をクリックして、保存したグルーヴプリセットを選択します。

 

適用をクリックすると、ベースパートにグルーヴクオンタイズが適用されます。
適用後を見てみると、ノートが重なっている部分などがあり、上手く行きませんでした。

 

下図の、スタートの部分を100%から15%位に変更して、適用をクリックします。

 

結果は、多少はよくなりましたが、あまりグルーヴ感のあるフレーズには聞こえませんでした。
元になるグルーヴと適用させるフレーズに相性などもあるかもしれません。グルーヴクオンタイズ難しいです..笑

 

グルーヴィーなベースパートを簡単に作ってみる

 

少し違う方法で使ってみます。

編集画面のグルーヴ検出窓のような部分に、カーソルを持っていくと手のひらマークになるので、上の空いているところにグルーヴをドラッグ&ドロップします。

 

新しくインストゥルメントトラックが出来るので、下図の黄色枠部分でインストゥルメントを選択して、音が出るようにしておきます。
プリセットはベースの音を選択しました。

 

編集画面で見てみると、タイミングやベロシティがグルーブに沿ったMIDIノートが作成されています。
ただ音程が全部C3の状態です。

 

音程を下に変更して、ベースパートにしてみました。
ループ再生しながら上下左右矢印キーなどで変更すると、楽に作れます。
ベースパート作成が苦手な方は、試してみてもいいかもしれません。

 

グルーヴクオンタイズは奥の深い機能だと思います。
グルーヴ抽出側と適用側の組み合わせがたくさんあるからです。
いいグルーヴのオーディオファイルがあったら、とりあえずグルーヴプリセットにして貯めていくのもありかもしれません。

以上、グルーヴクオンタイズを使ってみるでした。